KUTVニュース

バイオ燃料バス運行開始 高知・香美市

環境にやさしい燃料を使ったバスの運行が高知県香美市で始まります。四国では初導入となる次世代バイオ燃料です。

四国初導入されたのは環境に負担をかけない「ユーグレナバイオディーゼル燃料」で、原料は、ユーグレナ=「ミドリムシ」です。

ユーグレナ社が2010年から研究・開発に取り組み、去年、本格的な生産に乗り出しました。この燃料は他の燃料と同様、燃焼の段階ではCO2を排出しますが、原料となるミドリムシが成長過程で光合成によってCO2を吸収します。また、軽油と全く同じ性能のため、既存の車などにも使用できるということです。

「新しくステーション(設備)を作る=インフラ投資も必要ないし、高価な車両を買う必要もない。いまそのままで使用することによってグリーン社会を目指せるという意味では非常に大きな意義があると考えている。さらに四国で使用して頂ける、輪が広がったというのは非常に感慨深い。」(ユーグレナ 尾立維博バイオ燃料事業部長)

出発式には地元の土佐山田幼稚園の園児36人が招待され、新しい燃料で走るバスにさっそく乗車しました。ユーグレナバイオディーゼル燃料で走るバスはJR土佐山田駅からアンパンマンミュージアムまで1日13往復します。大栃線で一便に利用する乗客は、平均で3人ほどだといいますが、JR四国バスはアンパンマンと最先端の技術で、地域の活性化につながればと期待しています。

(Q.導入した理由は?)
「一番は大栃線を守りたい、そのためには元気が欲しい。ユーグレナの、ミドリムシから作った世界で初めてですから、それを大事に発信していければと思います。」(JR四国バス 吉良次雄社長)

通常の軽油と比べると高価で生産量もわずかですが、ユーグレナ社は2025年をめどに安定した供給につなげたいとしています。環境にやさしいエネルギーの一つとして期待が寄せられています。


カフェ併設の銀行支店 高知市にオープン

四国で初めてカフェが併設された銀行の支店が高知市に移転オープンしました。

移転オープンしたのは高知市の高知銀行南支店で、オープニングセレモニーが開かれました。店舗は2階建てで、1階にカフェ「タリーズコーヒー」が併設されています。金融機関にカフェが併設された店舗は四国で初めてです。きょうは午前9時のオープンとともに次々と客が訪れ、さっそくコーヒーや軽食を楽しんでいました。

「広くてとても居心地がいい。」
「都会的、おしゃれ。」(訪れた人は)

またくるみ幼稚園の園児が和太鼓を演奏して移転オープンに花を添えました。

南海トラフ地震が起きた時、津波の浸水予想区域内にありますが、銀行は被災後も営業が続けられるよう、2階に設置されています。カフェと同じデザインのテーブルを置くなど落ち着いた雰囲気になっています。また地域の人たちが集まれる場所にしようと、カフェと銀行にそれぞれイベントやセミナーを開く貸し出しスペースがあり、予約すれば誰でも利用できます。

「色々な会合や打ち合わせに活用してほしい。ここへきたら何かやっているよという店にしたい。」(高知銀行 森下勝彦頭取)

高知銀行南支店のカフェとATMの営業時間は午前8時から午後9時までです。


がんと闘う留学生を小学生が応援 高知・四万十町

がんと闘う留学生を応援する活動が高知県四万十町の小学校で始まりました。子どもたちがアイデアを出し合い、思いを伝える方法を考えました。

ネパール出身で高知市の専門学校に通うカナル・ケサブさん。高知で治療するため、専門学校生らが団体を作り支援しています。この活動を知った四万十町の影野小学校の6年生がけさ、全校児童に活動への参加を呼びかけました。

「みんなの思いを込めた鶴を作ってこの箱に入れて下さい。」
「みんなでケサブさんが元気になるように応援しましょう。よろしくお願いします。」(6年生)

学校では応援の気持ちを込めたメッセージと折り鶴を準備し、募金活動を行います。児童たちは校内に手作りのポスターや募金箱などを設置しました。

「これからも一人じゃないから、いろいろなことをしてほしいし元気になってほしいです。」
「ケサブさんを助けることにもつながってほしいし、世界中の人が苦しんでいたらその人の役にも立ちたいです。」(6年生)

「子どもたちが生きていく社会はお互い支え合って生きていくことが大事。ケサブさんを支援することによっていつかは自分たちが支援されたりしたりする社会を作っていく、一員になっていく。そのための大きな学び。」(影野小学校 坂山英治校長)

児童たちは今後、ケサブさんを支援する団体のメンバーにメッセージなどを手渡す予定です。


新型コロナ 新たに9人の感染確認

高知県内で新たに9人の新型コロナ感染が確認されました。このうち3人は高知中央高校の生徒や家族らで、県はこれまでの状況を踏まえ、「学校全体がクラスターと考えている。」としています。

新たに感染が確認されたのは高知市と中央東福祉保健所管内に住む10代から70代の男女9人です。9人はいずれも、すでに感染が確認されている人の接触者または濃厚接触者で、症状は軽いということです。このうち1人は高知中央高校の男子生徒で、すでに感染が確認されている男子生徒と寮で同じ部屋だということです。また、すでに感染が確認されている別の生徒の家族と親族2人も、新たに感染が確認されました。県は高知中央高校について、「学校内で感染が広がる環境が整ってしまったと見られる。学校全体がクラスターと考えている。」としています。高知中央高校は臨時休校の期間を今月29日までに延長することとしています。また、9人のうち4人は今月7日、九州から県内に出張に来たグループで、すでに感染が確認されている1人と一緒に車で移動しクラスターとなっています。このほか、中央東福祉保健所管内のグループホームの入所者も陽性と判明しました。

県内の感染確認は779人となり、入院が必要な人は52人。重症患者は4人で、酸素投与が必要な中等症は3人となっています。県は、引き続き感染防止対策を徹底するよう呼びかけています。