KUTVニュース

冬春ナスの出荷本格化 高知・安芸市

高知が生産量日本一を誇る冬春ナスの出荷が本格化しています。高血圧を改善する成分があることが報告されていて、先月、生鮮ナスとしては全国で初めて機能性表示食品に登録されています。

冬春ナスは果肉が柔らかく、どんな料理にも合うのが特長です。

安芸市の植野進さんのビニールハウスでは、今年は台風など天候による影響を受けることなく、順調に育ったということです。

「順調に育っているので大丈夫だと思います。僕はナスが好きなので、作る上で良いナスを作りたいなと思ってその思いを消費者に届けたい。」(生産者 植野進さん)

集出荷場ではカメラを使って大きさや色などを判定し、等級ごとに分けられたあと出荷されています。今年はシーズンを通しておよそ2万トンの出荷が見込まれています。収穫されたナスのうち4割は関東に、県内には1割が出荷されるということです。ナスには高血圧を改善する成分があり、「高知なす」は先月、消費者庁の機能性表示食品に生鮮ナスとしては全国で初めて認定されています。

「機能性表示ということで健康効果についても消費者に理解してもらってナスをできるだけたくさん食べて頂きたいと思います。」(JA高知県 安芸営農経済センター 大谷順之次長)

また動画投稿サイトYouTubeでは、ナスをたくさん食べてもらおうと、生産者らがナスを使ったレシピを紹介する動画が配信されています。冬春ナスの収穫は来年6月末まで行われ、県内の量販店などで販売されています。


児童が龍河洞の魅力をPR 高知・香美市

高知県香美市の小学生が龍河洞のガイドを通じて、地元の魅力を南国市の児童に伝えました。児童たちは「伝える」ことの難しさを実感したようです。

ガイドを務めたのは片地小学校の4年生14人です。片地小学校では地元の良さをPRし、コミュニケーション能力を養ってもらおうと、毎年秋に児童たちが龍河洞をPRする授業を行っています。

「楽しみです。」
「ワクワクします。」(大篠小学校の児童)

今年は修学旅行で高知を訪れる広島の児童をガイドする予定でしたが、新型コロナで中止となり南国市の大篠小学校の4年生108人を対象に行われました。

この日のために4月から何度も龍河洞に足を運び、ガイドのリハーサルを重ねてきたという片地小学校の児童たち。大きな声で練習の成果を発揮し、たくましい姿を見せていました。

「これは記念の滝です。高さが11メートルあり、洞内最大の滝です。」
「あれは神の壺です。約2000年前、弥生人が生活に使用し、置き忘れたとみられています。」(ガイド)

「弥生人が置き忘れたがやって。」(大篠小学校の児童)

「いいスポットがいっぱいあってきれいなところがありました」
「わかりやすく説明してくれたのでよくわかりました。同い年じゃないみたい。いろんなことを知っちゅう。」(大篠小学校児童)

児童たちは伝えることの難しさを実感しながらも、貴重な経験ができたといいます。

「練習してきたけど、いざとなると緊張して難しかったです。広いところじゃないと声が届かないので、大きな声と小さな声の使い分けが難しかった。」
「こんな人数だったら緊張しすぎて気絶しそうでした。龍河洞の全部を教えたい気持ち。もっと頑張って、今度次の4年生に教えたいと思います。」(片地小学校児童)

片地小学校は、ガイドを通して児童たちが今後さらに地域への理解を深めてくれたらとしています。

「龍河洞最高!」


奈半利贈収賄事件 贈賄側の返礼品業者に懲役2年求刑

高知県奈半利町のふるさと納税をめぐる一連の贈収賄事件の裁判です。町職員に賄賂を贈った罪に問われている返礼品業者に対し、高知地方検察庁は懲役2年を求刑しました。弁護人は執行猶予つきの判決を求めています。

町職員に賄賂を贈った罪に問われているのは、香南市野市町に住む通成水産社長・松村通成被告(31)です。起訴内容によりますと松村被告は賄賂を受け取った罪で起訴されている奈半利町地方創生課の元課長補佐・柏木雄太被告(42)と元課長の森岡克博被告(45)に対し、ふるさと納税を寄付した人への返礼品として通成水産が取り扱っていたアーモンド小魚を定期的に発注し、有利に取り扱うよう依頼。その上で松村被告は、2018年9月から2019年2月にかけ、二人に対し、見返りとして4回にわたり、現金合わせておよそ180万円の賄賂を贈った罪に問われています。

きょうの裁判で検察官は、「継続的に利益を上げるために犯行に及んでいて、動機に酌量の余地はない。賄賂や原価を除いてもおよそ560万円もの利益を得ていて、国民の公務に対する信用を失墜させた程度は大きく、刑事責任は重大だ。」として懲役2年を求刑しました。

これに対し弁護人は「以前、柏木被告の提案に応じなかった際に返礼品の新規受注ができない状態にされたことから、柏木被告の機嫌を損ねたら仕事をやっていけないと思うなど、やむをえない事情があった。得た利益の大部分は松村被告の商品開発の努力の結果であり、警察の任意捜査にも協力し、反省している。」などとして執行猶予付きの判決を求めました。

松村被告は最終弁論で、「いろんな人に迷惑をかけた。役場でまじめに働いている人や返礼品に関わるほかの業者にも申し訳ない。」と述べました。判決は12月16日に言い渡されます。


新型コロナ 高知県独自の給付金説明会

新型コロナの影響で経営状況が厳しい高知県内の事業者を対象に、人件費の負担を補助する県独自の給付金についての説明会が高知市で開かれました。

この給付金制度は新型コロナの影響で国の持続化給付金を受けてもなお、経営状況が厳しい県内事業者を対象に、人件費にあたる社会保険料の負担を補助しようと、県が独自に設けています。給付要件としては、県内に事業所があること、今年1月から12月までの連続する3か月間に社会保険料を納付し、その期間の売り上げが前年同時期と比べ50%以上減少していること、県の税金を滞納していないことなどです。

給付の金額は従業員の数や社会保険料の負担額によって変わりますが、上限は1000万円となっています。

「高知(龍馬)空港の近くで昼間営業のカフェを経営している。県外の方がほぼほぼ高知に来られないという状況もあり、売り上げが元には戻ってこないというところもありますし、県が色んな形でサポートしてくれるのは非常にありがたい。」(説明会に訪れた男性)

県によりますと、7月に受付を始めてからきのうまでの申請は239件にとどまっています。申請は必要書類を郵送するか、オンラインで受け付けていて、制度の詳しい情報は電話で問い合わせるか、または県のHPで確認することができます。受け付けは来年2月10日(水)までで、来月11日には宿毛市の宿毛商工会議所でも説明会が行われます。