KUTVニュース

ふるさと納税問題 町長と副町長半年間減給 高知・奈半利町

高知県奈半利町のふるさと納税をめぐる一連の問題を受け、竹﨑和伸町長は「管理・監督責任は極めて重い」として、自身と副町長の給与を半年間、減給する議案を提出。全会一致で可決されました。

ふるさと納税をめぐり、奈半利町では収賄の疑いで職員が逮捕されたほか、制度改正に伴う国の調査に、寄付額に対しての返礼品の割合、いわゆる「返礼率」などを虚偽申告。制度改正後も、基準に違反したとして、全国で初めて制度の対象から除外されています。きょう奈半利町の臨時議会が開かれ、竹﨑和伸町長は今月から来年3月までの半年間、自身の給与を40パーセントカット、副町長の給与を30パーセントカットする議案を提出しました。

「町政の信頼を根底から揺るがしたこと、組織としてのコンプライアンス意識の欠如や、組織としてのチェック機能の欠如などさまざまな課題が指摘されておりまして、管理・監督者として責任は極めて重い」(奈半利町 竹﨑和伸町長)

これに対し議員からの質疑や討論はなく、減給議案は全会一致で可決されました。議会後、竹﨑町長は、報道陣の取材に「減給処分で責任が取れたとは思っていない。改善策を作り、2年後に再び制度に戻る道筋を作ることも大きな責任と考えている」と答えました。

町は今月中にも住民を対象にした説明会を開く方針です。


神戸の中学生 修学旅行で高知へ

新型コロナの影響で全国的に学校行事が中止や縮小になる中、兵庫県の中学生が修学旅行で高知を訪れています。元々の行き先は沖縄。5か月遅れの実施となりましたが、共に過ごす時間はかけがえのない思い出となっていました。

安芸市の内原野陶芸館にやってきたのは、兵庫県神戸市の山田中学校の3年生107人。きょうから修学旅行で高知を訪れていて、まずは安芸市でおよそ200年続く伝統工芸、内原野焼を体験しました。作るのは疫病退散のご利益があるという、妖怪・アマビエ。ほぼ全員が初めての陶芸ということもあり、最初は恐る恐るでしたが、真剣な目つきで作っていきます。

山田中学校では4月末に沖縄への修学旅行を予定していましたが、新型コロナの影響で延期に。休校や短縮の夏休みをはさみ、何とか実施にこぎつけました。行き先は、保護者のアンケートを踏まえ、高知に変更したほか、期間も1泊2日と少し短め。生徒同士の距離を保つため、観光バスの台数も倍に増やしました。様々な変更や制限がつく中での修学旅行となりましたが、生徒たちにとっては、みんなで過ごす時間がかけがえの無いものになっているようでした。

「できました!」(生徒たち)

学校によりますと、修学旅行の他にも、合唱コンクールや文化祭が規模を縮小するなど、新型コロナの影響は続いていると言います。

集団での行動が避けられない学校側も、受け入れ側も、様々な工夫をしながら、新しい生活様式への対応を進めています。


保育園で不審者への対応訓練

不審者が園に入ってきたことを想定した訓練が高知市の保育園で行われました。どのようにして子どもたちと職員の安全を守るか、参加者は訓練を通して改めて考えるきっかけとなったようです。

園庭で遊ぶ子どもたちに忍び寄る怪しい人物。職員がすぐに不審者を呼び止め、園児たちから遠ざけます。他の職員も子どもたちを室内に誘導し、鍵とカーテンを閉めます。不審者の対応訓練を行ったのは、高知市の鴨部わかば保育園と高知南警察署、地域安全協会などです。今回の訓練は大勢の人たちが園を出入りする登園の時間帯を想定して行われました。園は年に2回ほど不審者対応訓練を行っていますが、参加者は状況をうまくつかめない園児たち全員の安全を確保することや、不審者が暴れるなどした時の対応の難しさを改めて感じたようです。

訓練の後には安全教室が行われ、園児たちは不審な人には近づかず走って逃げることや、近くの大人に助けを求めることなどを学んでいました。

「びっくりしていた子どもたちもいたが普段の訓練通りにできた。対応する職員がきょうは一人だったので、もう少し職員があそこに応援に行けば良かった。不審者との距離が近かったので、保育士の安全を守るということで、もう少し距離をとればよかったと反省しています。」(鴨部わかば保育園 井上艶園長)

高知南警察署は警察官が到着するまでの間、園だけの対応が困難な時は、日頃から、応援を呼べるネットワークを整えておくことが大切だとアドバイスを送りました。

「付近に学校などがあればそこの男性職員を応援に呼ぶとか、施設の男性職員を呼ぶとか、日頃からの連絡体制を作っていくと、地域で守っていくことに繋がる。」「決して不審者を捕まえてやろうとか、抑え込んでやろうとかは考えずに、不審者の要件が正当か見極めて、早期に通報して、子どもと職員の身の安全を守って頂ければ」(高知南警察署 生活安全課宮地隆幸係長)


深まる秋 石鎚山の絶景

西日本最高峰の愛媛県石鎚山では、この時期ならではの絶景を見ることができます。先日、登山愛好家が撮影した秋の石鎚山をご覧ください。

山の斜面を滝のように流れていく霧。滝雲です。雲海が山の稜線を乗り越え、風によって山の斜面を滝のように流れ落ちる現象です。秋は昼と夜の気温の差が大きいため雲海が発生しやすく、1年で見られる確率が最も高い季節です。大自然の神秘ですね。

撮影されたのはおととい。石鎚山頂付近の紅葉は平野部より一足早く、今見ごろを迎えています。土佐かもしか山岳隊のメンバーは、山頂からの景色を撮影しようと、険しい山道を上ります。結構きついですよね…かなり険しい山道ですが、山頂から眺める雲海と紅葉は格別だったようです。山を登りきった時の達成感と紅葉の絶景を同時に味わうことができるなんて最高でしょうね…

「きょうは最高ですね。きょうは青空でくっきり、水平線上に雲海ができてこの秋一番の紅葉を見た。」(登山者)

石鎚山の紅葉の見ごろは山頂付近は今月20日ごろまで、登山口付近は今月いっぱいまで楽しめそうだということです。