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高知県警のよさこい動画に群馬の小学校からメッセージ

よさこい祭りを陰で支えている高知県警が、今年もよさこいの情熱を変わらずに届けたいという思いで制作した総踊りの動画。現役警察官が鳴子を手にして踊る姿は、全国ニュースでも取り上げられ、大きな反響を呼びました。動画投稿サイト=YouTubeの再生回数はおよそ2か月で135万回を超えています。そんな中、高知から遠く離れたある県から、県警への応援メッセージが届きました。

9月末。県警本部に届いた荷物に入っていたのは、群馬県伊勢崎市立境剛志小学校の6年生58人からの寄せ書きでした。鳴子の形をした手紙には、「とてもかっこいいよさこいをありがとう」「よさこいを踊って楽しかったです」「コロナで大変だけど頑張ってください」など子どもたちからの手書きのメッセージが添えられていました。

「開けた時の気持ちはおーというか、言葉にならないような感じがありました。一つ一つが書き直しも含めて、しっかり考えて書いてるんだなというところに、ちょっとばかり涙も出るような気持ちになりました」(高知県警総務課 西森達也警部補)

そして、学校のホームページには、子どもたちが総踊りを踊る様子が記録されていました。境剛志小学校では去年初めて、運動会で5・6年生がよさこいを踊りました。今年の運動会は新型コロナで中止になり、そんな中、県警のよさこい動画をニュースで見た教諭が子どもたちに動画を見せると、子どもたちは「今年も踊りたい!」と体育の授業で練習を重ねたといいます。境剛志小学校の橋本教頭によさこいを踊った子どもたちの思いを聞きました。

「子どもたちは、大変に実際に県警の踊りを見たことによって感動して、勇気をもらったと思います。『踊ろう!』というのは二つの意味があったと思うんですよね。ひとつは、わが校の中で行っていた運動会の中で、昨年度披露していたものが披露できなくなったという思いが一つと、もうひとつは、高知県のよさこいが中止になったということの二つの思いがあったので、なおさら子どもたちは今回のことに対して前向きに取り組んだのではないかと思います。」(境剛志小学校 橋本英明教頭)

(Qどんな子どもたちですか?)「非常に活力があって、今年の最上級生たちは明るくていい子たちばっかりです」「こんな状況の中でも、自分たちができることに対して、前向きに取り組んでもらえるきっかけになったと思います。」(橋本教頭)

よさこいがない夏に生まれた特別な絆は全国へと広がっていました。

「もしかしたら、もっともっと広がって、国内、海外の方にもよさこいというもの、高知という魅力自体がもっと広がればいいなと思います。」(西森警部補)


高知市の高校でオンライン文化祭 OB藤川投手も

コロナ禍の中、「生徒」が主体となって作るオンラインでの文化祭が高知商業高校で開かれました。今シーズン限りで現役を引退する阪神タイガースの藤川球児投手が描かれた巨大パネルも登場。藤川投手から在校生にサプライズメッセージも寄せられました。

高知商業高校の文化祭=通称「市商祭」は、毎年地域の人たちに向けて物品販売や出し物を行います。今年はコロナ禍で実施が危ぶまれましたが、今だからこそできることをしようと、実行委員会のメンバー70人を中心に全校生徒がオンラインで開催することにしました。きょうは全24クラスの代表が体育館に集まり、動画の上映やプレゼンテーションを行いました。

パフォーマンスの様子はYouTubeで生配信され、各教室にも流されました。

「3、2、1、どうぞ!」(生徒)

文化祭の目玉は卒業生で阪神タイガースの藤川球児投手が描かれた巨大パネルです。縦5.4メートル、横7.2メートルある巨大パネルには「火の玉ストレート」として注目を集めた藤川投手のダイナミックな投球フォームが描かれています。今シーズン限りで現役を引退する先輩を応援したいという思いから1クラス1枚を担当。24枚のパネルをつなぎ合わせ、みんなで作り上げました。

「どういう作品ができるか想像がつかなかったけれど、1人ではこういった大きな作品を作ることはできなかったので、藤川球児さんが引退会見で話していた『仲間と協力すること』や『誰かに頼ること』が大切だということを学べました。」(3年 大原かりんさん)

高校2年生の時に兄弟バッテリーを組み甲子園に出場した藤川投手。サプライズで、後輩たちに向けた熱いメッセージを送りました。

「コロナでこんなに大変な世の中になって、みんなの大事な青春の時間を考えさせられるつらい時期になったと思います。必ずよい人生になると思うので、常に前向きに明るく、苦しい時は明るい人を、その時にパワーをくれる人の近くによればいい。一人で抱え込まず頑張っていきましょう。野球をやめてもまだまだ輝く人生を送ろうと思う。みんなも僕と同じような思いで『高知商業出身の人はすごいぞ』というパワーをこれから20年、30年と見せていきましょう。一緒に頑張りましょう。」(藤川球児投手)

「選手魂を感じました。勇気や希望をくれた。」(男子生徒)
「前に進めという言葉を言ってもらえて、その言葉をモットーに学校生活を頑張っていこうと思いました。」(女子生徒)
「藤川投手 ありがとうございました。」(全員で)

この日のためにおよそ4か月かけて準備をしてきたという生徒たち。力を合わせて制作した作品が一つの形となったことに喜びを感じていました。

「自分たちの力でこの状況を打開するには、何をすればいいかを考え抜く力がついたと思います。」(3年 徳弘菜香さん)

コロナ禍で様々な行事が制約を受ける中での学校生活。生徒たちはコロナと向き合いながら「主体性」を養っています。


高知市のテイクアウトフェスタに1万4000人

新型コロナで打撃を受けた飲食店や生産者らを応援したいという思いで、地産地消をテーマにしたテイクアウトイベントが高知市で開かれました。「イベントに来るのは久しぶり」という人も大勢いて、出店者との会話や買い物を楽しむ人で賑わいました。

おとといときのう、高知市の中央公園で開かれた『地産地消マーケット テイクアウトフェスタ』。新型コロナウイルスの影響で多くのイベントや行事が中止になり、大きな打撃を受けた生産者や飲食店を後押ししようと高知市が企画しました。入り口では、検温やアルコール消毒が徹底され、テーブルやイスなどの間隔も広く設けられました。

「それぞれの素晴らしいお店や特産品、出店者の方々がおられますので、感染予防をしっかりした上で、美味しいもの、特産品を知っていただきながら地域、町を盛り上げていくと」(岡﨑誠也市長)

県内各地からおよそ40店舗が参加し、地元の食材を使った弁当や洋菓子、加工品などが販売されました。いの町から出店したこちらの店は、地元のジャガイモやショウガを使った色鮮やかな弁当を販売。4月からテイクアウトができる弁当に切り替えたと言います。

(Q.コロナの影響あった?)「厳しかったですね。露店の店舗なのでなかなか。一人一人が足を運んで、一つ一つを持って帰るのは大変ですよね。」
(Q.そういった中でこういうイベントは?)「助かりますね、活気があって。お客さんと接する場が商売にはありがたいですよね。」(魚兼 岡崎裕也さん)

こちらは四万十町から出店したうなぎ店です。蒲焼のたれを絡ませたおにぎりには、うなぎが入っていてわずか2時間足らずで完売しました。

「すごくいい反響で、きょうは200個完売になりました。コロナで2月からイベントなどが全く出来ていないような状態で、やっと10月にイベントがあるということですごく嬉しく感じています。」(四万十うなぎ 大前達也社長)

「どこにも行けてないので、コロナで。楽しませてもらっています。」
(Q.お子さんがアイスを食べていますね)「そうですね、夢中になってますね。」
(Q.暑いですね)「今日暑いですねえ。天気も良くて良かったです」(父親)
「おいしい」(男の子)

初日は高知市の最高気温が28.8℃まで上がり、アイスクリームやかき氷を楽しむ人が大勢いました。

「楽しいですねえ。いつもは家ばっかりだからね、こんな時には外に出て楽しみたいなと思ってました。良かったです」(女性)
「友達にこんなのあるから一緒に行ってみようと言われて来たんですけど、賑わっているのを久しぶりに見て、良いですね。」(母と子)

(Q.みなさんにとっても久しぶりのにぎやかなイベントだったと思うんですが、開催したいという思いはありましたか?)「すごくありました。みなさんコロナによって、売る機会がなくなったり、観光客が来なかったりというのがあって大打撃を受けられていましたので、なんとか高知市としてできることはないかということで企画しました。」(高知市商工振興課 谷口大記 販路拡大担当課長)

主催者によりますと、2日間でおよそ1万4千人が来場したということです。待ちに待ったイベントの開催に「コロナの自粛疲れ」が少し和らいだようでした。

高知市はこれから秋の行楽シーズンに開催予定のイベントやGoToキャンペーンなどで高知がさらに盛り上がるきっかけになればと期待を寄せています。


日本郵政 信頼回復へおわび優先

保険の不正販売問題をめぐり、日本郵政グループはきょうから信頼回復に向けた活動を始めました。積極的な営業活動は今後も自粛するということです。

日本郵政グループのかんぽ生命では去年、うその説明をして複数の契約を結ばせるなどの不正が発覚。かんぽ生命と日本郵便は1月から3月末まで、新規販売業務を停止する行政処分を受け、その後も積極的な営業活動は自粛していました。問題の発覚を受けて行った契約内容の調査に、一定のメドがついたことから、かんぽ生命は顧客に寄り添いながら信頼される会社を目指して全力で取り組むことを誓うチラシを配布しています。

「ひとりひとりのお客様に寄り添って満足度・安心度最優先に取り組むということで、5つの約束をしています。」(職員)

県内でもおよそ240の郵便局の窓口での配布のほか、既存の契約者の自宅を訪問しての配布も行います。

「積極的な営業活動ではなく、ご迷惑ご心配をおかけしたことを詫びる、信頼回復に向けた活動を行うことから始める」(日本郵便 金融コンサルティング本部 大西則和本部長)

日本郵政グループは今後も契約内容の確認や、再発防止のための説明を行っていくということです。