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江戸時代建築の旅館を再生 高知・須崎市

まちを活性化させようと高知県須崎市で2日、和雑貨店がオープンしました。江戸時代後期の建物を改修していて、お遍路さんの休憩所としても利用できます。

2日、須崎市にオープンしたのは、「一棟貸しの宿と民芸品店 柳屋」。土佐和紙を使った土佐一閑張りや張り子などの和雑貨を販売する店です。

建物は江戸時代後期に建てられ、2014年までは旅館として使用されていましたが、女将が体調を崩し廃業。取り壊される予定でしたが、女将の義理の妹にあたる棚野由加さんが買い取り新たなスタートを切りました。

「小物が好きなので友人と来た。リニューアルされて楽しみが増えた」

店はお遍路さんが休憩したり宿泊したりできるようになっています。敷地内の2階建ての建物は最大17人が泊まれる1棟貸しの宿泊施設です。

一棟貸しの宿と民芸品店

「店もまちを歩く人も減った。なんとか昔のような須崎にもどしたい」(柳屋 棚野由加代表)

店では4日まで、土佐一閑張りの作品展が開かれています。


レトロな逸品・珍品一堂に 高知・須崎市

高知県須崎市でレトロな品々の展示会が開かれています。須崎市の男性が収集した貴重なコレクションを楽しむことができます。

須崎市の「すさきまちかどギャラリー」で開かれているのは、「竹村功コレクション展」です。須崎市に住む竹村功さんが、50年以上かけて全国から集めたおよそ1000点の懐かしい品々が展示されています。

商品や企業を宣伝するための「ホーロー看板」は274枚展示されていて、県内企業のものもあります。

あわせて竹村さんの趣味であるバイクも展示。中でもホンダの人気バイク=モンキーが6台展示されていて、バイク好きに人気だといいます。そして、こんなものも・・・

「明治に建てられたこの建物にはなんと本物のレーシングカーが実際にサーキットを走っていたということで古民家での展示は驚きです」(尾﨑アナウンサー)

「不二家のマスコットキャラクターペコちゃんの人形も展示。その数なんとおよそ200体!すごい迫力ですが、1つ1つ見ると違いがあります」(尾﨑アナウンサー)

このほかにも、明治・大正・昭和を彩ったレトロな品々を楽しむことができます。

「看板は街のものよりもきれい、情報をしっかり見られるのできれいさを楽しんで。あとは物量ですね『すごい量だな』とみてもらえば。竹村さんのエピソードとか交えながら案内するので楽しんでほしい」(すさきまちかどギャラリー佐々木かおりさん)

展示会は今月18日まですさきまちかどギャラリーで開かれています。


南三陸町長 復興完遂で高知県に感謝状

東日本大震災で被災した宮城県の南三陸町から、当時、保健師の応援チームを派遣していた高知県に、感謝状が贈られました。震災から9年半。町の復興計画はほぼ終わり、南三陸町長は「復興は完遂」したと捉えています。

県を訪れたのは、宮城県南三陸町の佐藤仁町長です。2011年3月に起きた東日本大震災で南三陸町は津波による甚大な被害を受けました。町はほぼ壊滅し、死者・行方不明者の数は800人を超えています。

当時、県と高知市などは厚生労働省の調整のもと、保健師を中心とした活動チームを派遣。発災後およそ半年間で64チーム、209人が南三陸町に入り、被災者の健康チェックなどを行いました。

震災から9年半。町は10年計画の復興計画を進め、高台移転をベースにしたほとんどの復興事業を終了。佐藤町長は復興した新たな町の姿を報告するとともに、県に感謝状を手渡しました。


高知大学で対面授業再開

きのうの高知工科大学に続き、高知大学でもきょうから対面授業が再開されました。教室の定員を半数以下に減らすなど、様々な対策が施された上で授業が進められます。

きょうから2学期が始まった高知大学のキャンパスには、久しぶりに学生たちの姿が戻ってきました。こちらは1年生の中国語の授業。座席を1つずつ空け、学生同士が1メートル以上の間隔を取れるよう対策が施されています。教室の定員は180人ほどですが、現在は8割近くの椅子を撤去し、40人ほどに。どの教室も定員の半数以下となるよう調整したということです。初めての対面授業に臨んだ1年生は、マスクをしたまま、中国語の発音の練習をしていました。

「オンラインだと先生の顔があまり見えず口の発音がよくわからなくて何をすればいいかよくわからなかったので、対面授業で発音が分ってよかった」

「埼玉出身で、誰も知り合いがいない状態で高知に来た。受験前に思い描いていたような対面授業がきょうから始まる、不安もあるがワクワクのほうが大きい」

また4月中旬から9月中旬まで休止していた食堂は時間を短縮し、営業を再開しています。600席近くあった座席を6割程度に減らした上で、テーブルの中央にパーティションを設置したほか、席の間隔も1つずつあけています。高知大学では今後、対面とオンラインの両方で授業が行われます。学生が校内でもオンライン授業を受けられるよう、きょうから5つの教室が解放されていて、さっそく利用する学生の姿も見られました。

教授はオンラインだと学生の理解度が分かりにくいため、今後はできるだけ対面授業を増やしたいと話します。

「目の前に学生がいるとうなずきなどで理解度が分り授業がやりやすい。今期はオンラインと対面半々くらいあるが、できれば徐々に対面に戻していきたい」(人文社会科学部 高橋俊教授)

今後は全体の6割ほどの授業がオンラインで行われるということですが、履修の組み方によっては全てオンラインになる場合も有り得るということです。


一人前の看護師目指し 思い新たに

高知市の近森病院が運営する看護学校で、学生たちが病院での実習を前に一人前の看護師を目指す決意を新たにしました。

近森病院の看護学校は5年前に開校し、これまでに120人の看護師を送り出してきました。今年4月に入学した看護師の卵は45人。新型コロナの影響で、スポーツ大会や学園祭が中止となり、学生同士のコミュニケーションが取りづらい中、自分たちの手で看護師への思いを誓う場を作り上げました。きょうの宣誓式では、病院での本格的な実習を前に、看護師としての決意を述べました。

「私たちは、患者さんひとりひとりに合った看護を提供し、気持ちに寄り添い、支えることのできる看護師になることを誓います」

学校では年々、看護師への転職を目指す学生の入学が増えていて、今年はおよそ半数が社会人経験者だということです。新型コロナの感染拡大で医療職の重要性が再認識される中、将来の高知の医療を支える看護師として期待されます。

「以前は病児保育併設の病院に勤めていて、保育だけでなく看護の専門性を身につけたいと思い看護師目指した。患者さんからも同僚や職場の人からも親しまれる、笑顔で優しい看護師になりたい」

「両親が看護師で小さいころから両親の姿を見てかっこいいなと思った。患者さんの少しの異変も察知し、誰よりも早く行動できる看護師になりたい」

学生たちはこれから2年半、病院実習などを通じて専門的な知識を身につけ、国家試験に合格した後、一人前の看護師としてスタートラインに立ちます。