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カシオワールドオープン 今季は中止に

毎年11月に芸西村で開催している男子プロゴルフツアー「カシオワールドオープン」。今年は新型コロナ感染拡大のため、大会を中止することが決まりました。中止となるのは、大会が始まって以来初めてです。

毎年11月下旬に芸西村のKochi黒潮カントリークラブで開催している男子プロゴルフツアー「カシオワールドオープン」。賞金総額2億円、優勝賞金4000万円のビッグトーナメントで、賞金王争い、シード権争いが見どころの大会です。40回目の節目となる今年は11月26日から29日までの4日間の日程で開催を予定していましたが、新型コロナ感染拡大を受けて、今年の開催を中止することが決まりました。大会が始まって以来、中止となるのは初めてです。大会事務局は、「開催に向けて慎重に検討を重ねてきたが、ギャラリー、選手、ボランティア、大会関係者の安心や安全の確保を最優先に考え、この判断に至った」としています。主催者のひとつで、会場のKochi黒潮カントリークラブを運営する黒潮観光開発は、大会を中止したことについて。

「(大会にかかわる人たちの)安全が守れるかと考えた場合、なかなか今年の開催は難しいのではないかと思っていた。カシオ計算機も同じような考えで、やむなく中止となった。」(黒潮観光開発 川添和尊社長)

Kochi黒潮カントリークラブは、来場者の半数を県外客が占めています。新型コロナの影響で4月・5月の来場者数は前年に比べ大幅に減少しましたが、今は前年の7割ほどまで回復しています。川添社長は県外にアピールできるこの大会の存在は大きいと話します。

「全国に放送される大会なので、カシオの開催コースでプレーしたいという客が全国から来てくれている。年間4万人以上の県外客が来てくれているので、県観光についてもかなりのインパクトがあると自負している。中止によって県外客が戻ってきてくれるかどうか心配。」(川添社長)

大会中止を受けて、濵田省司知事は。

「選手、ギャラリーなどの安全を最優先に判断した結果だと思う。本来なら40回目の大会で楽しみにしていたので、そういった意味では中止は大変残念だが、やむをえないと受け止めている。県民も楽しみにしているし、県外からもたくさんのギャラリーが来るとなると、地域の消費を盛り上げていくという意味でも大きな効果があると期待したので、そういった意味では残念。」(濵田省司知事)

日本ゴルフツアー機構によりますと、カシオワールドオープンには、高知に会場を移した2005年以降、最も多い年で、2万人を超えるギャラリーが来場。平均すると、毎年およそ1万5千人が訪れているということです。新型コロナの感染状況にもよりますが、主催者は、「来年の40回大会は、万全の対策で迎えられるよう準備し、これまで以上に盛り上がる大会にしたい」としています。


新型コロナ 高知県内の検査協力85機関が公表

新型コロナウイルスの検査を受け付ける民間の医療機関が、高知県のホームページで公表されました。85の医療機関が掲載されています。

新型コロナの検査をめぐってはこれまで、患者が受診した医療機関から健康相談センターを経由し、帰国者接触者外来で検体を採取していて、段階的なステップがハードルとなっていました。そこで県は医師会を通じて県内の医療機関に検査の協力を依頼。けさ、協力体制が整った85の医療機関を検査協力医療機関としてホームページで公表しました。公表された医療機関ではそれぞれ、診察時間の区別や車越しの検査など感染防止対策を行っていて、医師が必要と判断した場合、公費で検査を受けることができます。症状がない場合の「不安」や「陰性証明」は対象としていません。

「検査協力医療機関を受診する際はあらかじめ電話をして、受診可能か、いつ受診したら良いか必ず問い合わせてほしい。その上でマスクを着用して受診してほしい。」(県健康対策課 江﨑治朗課長)

協力医療機関での検査は患者にとって、かかりつけ医で受けられるケースも多くなることから検査件数の増加に加え、持病との違いに気づきやすいこともメリットとされています。協力医療機関は県の健康対策課のホームページで公表されていて、県は今後も増やしていきたい考えです。


停電発生疑い 四電工社員を逮捕

高知市周辺では2015年以降、不正な操作によるものとみられる停電が相次ぎました。きょう、このうち1件の犯行をした疑いで男が逮捕されました。

「電柱に設置された機械を不正に操作し停電させたとして男が逮捕されました。逮捕されたのは四電工の社員でした。」(村山記者)

逮捕されたのは高知市一宮中町の四電工社員 有澤勇耶容疑者(26)です。高知南警察署の調べによりますと有澤容疑者は去年8月8日の午後10時ごろ、高知市横浜東町の電柱に設置された開閉器を不正に操作。送電を遮断し、停電させたとして威力業務妨害などの疑いがもたれています。停電は1029戸で発生。42分間続き、その後、復旧しました。四国電力は開閉器が無断で操作されたと判断し、警察に被害届を提出していました。南署管内では2015年以降、同様の被害が5件発生していて、警察は一定の専門知識を持つ人物の犯行とみて捜査していました。調べに対し有澤容疑者は「身に覚えがあります。自分がやりました」と容疑を認めているということです。近所に住む人は「雷もなく、突然の停電だったのでびっくりした。夏だったので冷蔵庫が心配だった」「四電工の社員と知り本当に驚いた。犯人が捕まってほっとしている」と話していました。警察は余罪があるとみて捜査を進めています。

社員の逮捕を受け、四電工は会見で経緯を説明しました。四電工によりますと高知市周辺では2015年10月以降、7回、開閉器が操作されたということです。場所によっては一晩で2回、停電を伴う操作がされていた場所もあり、全てを合わせると、およそ4600戸が停電していました。

「ライフラインを今まで以上に守っていく、そして災害が多い地域でもあるのでライフラインを守ることに尽力していきたい。ご迷惑をおかけし申し訳ありませんでした。」(四電工高知支店 森岡孝容支店長)


農業大で旬の味覚を販売 高知・いの町

高知県いの町の農業大学校で学生らが丹精込めて育てた梨やブドウなどを販売する「農大ショップ」が開かれました。定期的に開かれていて、学生たちは毎回、リーダー役の「一日店長」を決めて運営しています。

いの町の県立農業大学校。60人ほどの学生が、実習で年間100種類近くの果物や花き、野菜などを栽培しています。卒業後は9割近くの学生が県内で農業に従事したり、農業に関連する企業に就職したりしていて、高知の農業を支える人材が毎年多く誕生しています。学生らは毎日3時間ほどほ場で実習を行っています。今、旬を迎えているのは、梨やブドウなど秋の味覚。収穫をしていた2年生の学生は。

「台風とかでやられてしまったらダメになってしまうので、ネットなどを使い工夫して栽培している」(2年生・窪田宗祐さん)

学生らが丹精込めて栽培した果物や野菜は、定期的に学校で開く「農大ショップ」で販売しています。客と接することで学生らにコミュニケーション力を向上させてほしいと、8年前から行われています。今年3月から新型コロナの影響で開催を見送っていましたが、先月、本格的に再開しました。

午前10時半。開店30分前にも関わらず、地域の人たちら20人ほどが列を作りました。農大ショップでは毎回リーダー役の「一日店長」を決めて運営しています。この日立候補したのは、1年生の入交さん。開店前、客におすすめの商品を伝えます。初めての一日店長ということで少し緊張していたようで…。

「将来に役立つかなと思って立候補した。少し緊張しているががんばりたい。」(1年生・入交莉来さん)

農大ショップには、旬の梨やブドウ、ハウスミカンや花き、野菜など10種類ほどが並び、およそ30分で完売しました。

「始まってからはずっと大体来ている。新鮮だし安いし。わくわくする。」(客)

一日店長を務めた入交さんは卒業後、家業のゆず農園を継ぐ予定だということで、この経験を将来に生かしていきたいといいます。

「最初は緊張したが客と話せたり、おいしいと言ってくれて嬉しかった。将来ゆずを生産したいが、販売実習が生かせると思う。」(入交さん)

次回の農大ショップは来週17日(木)の予定です。詳しいスケジュールは学校のホームページに掲載されています。