KUTVニュース

ヒメノボタンが満開 高知・三原村

台風一過の青空のもと高知県三原村の公園で希少な植物、「ヒメノボタン」が可憐な花を咲かせ、見ごろを迎えています。

直径3センチほどのピンクや白の花。県の絶滅危惧種に指定されている「ヒメノボタン」です。この「ヒメノボタン」を村のシンボルにしようと、「四万十かいどう推進協議会三原支部」が種から苗を育て、三原村の星ヶ丘公園に植えつけています。去年7月に三原中学校の生徒らと植えた5センチほどだった苗は、今では30センチほどになりました。先月20日ごろから花が咲きはじめ、およそ5万本の株が、台風の風雨で倒れることなく伸び、満開となっています。

星ヶ丘公園のヒメノボタンは、今月末までが見ごろだということです。


「日本一早い」新酒が完成 高知・香美市

早場米の新米を使った「日本一早い」といわれる新酒の瓶詰め作業が始まっています。新型コロナで注文は若干減少。それでも、高知ならではの「季節の風物詩」として楽しんでほしいという思いが込められています。

明治6年=1873年創業の香美市の松尾酒造。7代目の松尾禎之社長が瓶詰めしているのは、出来上がったばかりの新酒のにごり酒です。通常、酒造業界では7月から翌年6月を「年度」としていて、冬に酒造りを行います。松尾酒造では先代社長の時から、夏に収穫する早場米を使った「新酒」を作っていて、香南市の高木酒造とともに全国で最も早い新酒と言われています。作業はきょうから始まっていて、8月20日ごろに仕込んだ一升瓶1500本分のにごり酒が瓶詰めされていきました。仕込んだ量は例年通りですが、新型コロナの影響で、注文は若干少なめ。また、毎年行っている新酒会は「密」を避けるため、中止となっています。それでも、新米ができたら食べたくなるように、この新酒も、いまや「季節の風物詩」。大勢の人に楽しんでもらいたいという思いがこめられています。

「例年と同じくらいの量を作った。家庭飲みが多いだろうがコロナ吹き飛ばす気持ちで新酒を楽しんでもらいたい。」(松尾酒造 松尾禎之社長)

味はフレッシュで、ほどよい甘味。暑い時期は、サイダーと1対1で割ってもおいしいということです。にごり酒の新酒は、今月11日から店頭に並ぶ予定です。


農家レストラン「常連客の声」で営業再開 高知・南国市

新型コロナの影響で休業していた高知県南国市の道の駅の農家レストランがおよそ半年ぶりに先週から再開されています。再開の決め手となったのは「常連客の声」でした。

「南国市の道の駅南国風良里の中にある農家レストトランまほろば畑。新型コロナの影響で休業していましたが今月から感染予防対策をとったうえで再開しています」(尾﨑大晟アナウンサー)

「まほろば畑」は南国市や香美市でとれた野菜を農家の人たちが料理し提供する=「農家レストラン」です。2010年にオープンし「素朴でどこか懐かしいお母さんの味」が人気となりました。しかし10周年を迎えた今年、新型コロナによる大きな打撃を受けます。

感染が全国に拡大し始めた3月1日。厚生労働省が発表した「新型コロナウイルスの集団感染を防ぐために」という文書で、「集団感染が発生した場所」として挙げられたのが、ビュッフェスタイルの会食です。バイキング形式をとっている「まほろば畑」も、3月から半年間、休業を余儀なくされました。

「コロナが終息するまで再開できないんじゃないかと思いましたが状況を鑑みて、今できることをしないといけないなと、それと、お客さんからのラブコール『いつ始めるの?』『待ってるよ』となるべく早くやりたいという思いがあった」(たちばなグループ入野朝子代表)

そんな声もあり今月1日から新しい生活様式に対応し、バイキング形式のまま営業を再開しました。

店に入る時には、名前と連絡先を記入し、検温を行います。また、食べるとき以外はマスクの着用を義務づけています。

また、料理をとるときには・・・

「取り皿に料理をとるときにはこちらのビニール手袋の着用が義務付けられています。自分も安心ですし気兼ねなくバイキングを楽しむことができます」(尾﨑大晟アナウンサー)

きょうは、農家レストラン定番の「なすのたたき」のほか、旬を迎えた「花ニラ」の炒め物が並びました。色鮮やかな見た目が食欲をそそります。

「シャキシャキでジューシー、噛めば噛むほどうまみ甘みがあふれます」(尾﨑大晟アナウンサー)

訪れた人たちも、新鮮な野菜を使った料理に舌鼓を打っていました。感染防止策をとった上でのバイキング実施の反応は・・・

「良いと思います。素手で触らない、マスクの着用安心するし味も良くなった」
「ナスがとてもおいしい距離をとっているし、手袋をつけているから安心」(客)

毎月訪れているという客は・・・

「さみしかった。再開してから初めて来たが嬉しい、これからも続く限り来ます」(客)

「皆さんに喜んでもらえたら最高の喜び。開催したことを喜んでいてくれる人がいて農家レストランをやってよかったと思っています。グループのメンバーには高齢者もいるので続けられるうちは続けたい」(たちばなグループ入野朝子代表)

農家レストラン「まほろば畑」は、来月、完全予約制の10周年記念イベントを開催します。イベントでは四方竹を使った料理を堪能できるいうことです。


高知海洋高校の生徒が航海実習へ

高知海洋高校の生徒達が、今年度、最初の国際航海実習に向けて出発しました。およそ2か月間かけて太平洋を航海し、マグロのはえ縄漁など実習を重ねます。

高知海洋高校は年に2回、実習船「土佐海援丸」でおよそ2か月間の航海実習を行っています。今年度最初の航海実習には、海洋学科機関コースの2年生11人が参加。11月2日までの間、ハワイ沖の日付変更線近くの漁場で、マグロのはえ縄漁や海洋観測実習などを行う予定です。当初は今月4日に出航予定でしたが、台風の影響できょうに延期になりました。新型コロナウイルスの影響で今年はハワイに寄港できず、船内では検温や消毒を徹底するなど万全の対策で臨みます。

「(新型コロナで)不安なことばかりでしたけど、それを気にせず(きょうまで)楽しくできたのでこの航海にも役立てていけたら。この航海でマグロをいっぱい獲って帰ってきたい」(高知海洋高校 海洋学科機関コース2年 宇井幸希君)

「(出航が)延期になったので…延期になる前は『次の日頑張るぞ』と思っていたけど…家とはまた違う環境なのでちょっと不安ですね。ちょっと不安ですけど楽しみです。」(高知海洋高校 海洋学科機関コース2年 岡田神威君)

「寂しいような期待をするような複雑な気持ちですけど、逞しくなって帰ってきてくれることと信じております。本人が選んだ道なので頑張ってきてほしい。」(岡田神威君の祖母細木裕子さん)

出航式で竹中治人校長は「海洋人として仲間との絆を深める機会にしてもらいたい」とメッセージを贈りました。今回の航海実習は出航後14日間、土佐湾沖に滞在しながら乗組員に新型コロナウイルスの感染がないか様子を見ることになっています。そして体調に問題がなければ一度、燃料や食料を補給するために戻り、再び、太平洋に向け出航するということです。

見送りに訪れた保護者らに、生徒達は、ひとまわりもふたまわりも成長して帰ってくることを誓っていました。