KUTVニュース

小京都の伝統行事 大文字の送り火 高知・四万十市

土佐の小京都の伝統行事、「大文字の送り火」が昨夜、高知県四万十市で行われました。

四万十市の間崎地区でお盆の行事として受け継がれている「大文字の送り火」は毎年、旧暦の7月16日に行うのが慣わしです。昨夜は、地区の住民およそ25人が“十代地山”の斜面に並べた薪の束に大の字を書くような手順で火を着けていきました。この送り火は室町時代に一條房家が京の都を懐かしみ父親の教房らを供養するため「五山の送り火」に倣って始めたとされています。

「大文字の送り火」が終わると幡多路にも本格的な秋が訪れるといわれています。


アクティビティ新施設オープンへ 高知・土佐町

今月、高知県土佐町に自然体験型のアクティビティが楽しめる新しい施設がオープンします。町は、早明浦ダムの湖から地域の活性化を図る考えです。

今月土佐町にオープンするのは、早明浦ダムの「さめうら湖」でカヌーなどの自然体験が楽しめる施設「さめうらカヌーテラス」です。

施設はまだ準備中ですが、すでにインターネットや電話で予約をすれば、カヌーやSUPのアクティビティサービスが楽しめます。

きょうは、課外活動に来た香南市の専門学生がSUPを楽しんでいました。

土佐町では「さめうら湖」でのアクティビティを通して、町を盛り上げようとしています。

施設は今月19日(土)にグランドオープンする予定で、当日は無料の体験イベントが開かれます。


コロナ禍の移住促進 オンラインで

高知県内への移住は昨年度、過去最多の1000組を突破しましたが、今年度は移住促進の取り組みにも新型コロナの影響が出ています。一方、緊急事態宣言や外出自粛を受けて首都圏では地方への関心が高まっているといいます。そんな中で始まったのが、オンラインの移住促進の取り組みです。特集でお伝えします。

8月下旬、まだまだ暑さが残る、四万十市の大用地区。涼しげなシャワーの音、気持ち良さそうな水浴びは・・・馬でした。

飼い主は、鈴木健一さん。神奈川県出身の移住者です。

1976年生まれの43歳。元々は打楽器の奏者として、東京で生計を立てていましたが、「田舎暮らしをしたい」という思いから、移住を決断しました。沖縄での暮らしを経て、2012年3月、家族で高知に。農作業やゲストハウスの経営に加え、移住支援のスタッフとして働いています。

憧れていた農作業はいろいろな人に教わりながら、一歩一歩進めてきました。当然、失敗もあります。

高知に移住する人たちは、年々、増加しています。2012年度から県の産業振興計画でも移住を促進していて、当時、121組だった移住者は、昨年度、初めて1000組を突破しました。

目標値も達成し、順調に進んできた移住促進の取り組みでしたが、ここにきて、暗雲が立ち込めます。

新型コロナウイルス。東京などで行う対面式の移住相談は、感染防止のため1か月近く休止に。6月には高知への移住や就職を紹介する大規模な相談会も予定されていましたが、こちらも中止となりました。例年、数百人規模が来場するイベントで、移住促進にはかなりの痛手です。

再び、四万十市の鈴木さんの自宅。オンラインでの相談会に、鈴木さんは先輩移住者として参加します。この日は、通信環境などの確認とリハーサル。

オンラインの会議システムで、参加者がいるいくつかのグループを順番に回っていくという、今回の相談会。県にとっても、もちろん鈴木さんにとっても、初めての試みです。

4日後。交流会が始まりました。自分たちで作った麦わら帽子も、しっかりとかぶります。

移住を考えている参加者にとって、先輩移住者の経験談は大変、貴重です。なぜ移住を決めたのか?どのくらい悩んだのか?様々な質問が飛ぶ中、鈴木さんたちも移住生活のありのままを伝えます。

コロナ禍で移動の機会が減る一方で、地方への関心の高まりは、移住促進にとってある意味、チャンスと言えるかもしれません。1000組という大台を突破した高知の、これからの移住促進のあり方とは。


仁淀川流域にポンプ車配備 高知・土佐市

台風10号に備え、高知河川国道事務所と土佐市が、氾濫の危険がある用水路に、排水ポンプ車を配備しました。

土佐市の、仁淀川沿いの用水路に配備されたのは高知河川国道事務所と土佐市がそれぞれ所有する、排水ポンプ車です。高知河川国道事務所では1998年の高知豪雨を受けて排水ポンプ車を導入しましたが、年々、出動回数は増加。高知河川国道事務所の車両だけではカバーしきれないこともあり、土佐市でも、去年、独自に購入しました。

排水ポンプ車が配備された農業用水路は、2014年に、豪雨で2回氾濫。土佐市によりますとその時は床上・床下合わせて住宅の浸水被害が52件出たということで、今回の台風にも警戒を強めています。

排水ポンプ車1台で毎分30トンの水を排水することができ、土佐市のほかにいの町、日高村にも設置されています。土佐市内の仁淀川流域では越水や倒壊などの対策が必要な重要水防箇所が4か所あり、現在、堤防の高さを確保するための工事が進められています。