KUTVニュース

高知県濵田知事「会食やめてではない」

高知県の濵田省司知事は新型コロナウイルス対策として県民に「会食は小規模グループかつ短時間で行うこと」を求めていました。これについてきょう「会食のキャンセルを促しているわけではない。」として文言を一部改めました。

知事は新型コロナウイルス感染症の対応の目安として今月2日、会食について「小規模グループかつ短時間で。」と協力を呼びかけていました。ところがきょう、「可能な範囲で規模縮小、時間短縮を。」と文言を改めました。背景として知事は2日の発言以降、会食自体を取り止めるなどの動きがあり、本来の要請とは異なる“誤解”を県民に生じさせたと話しました。その上で「可能な範囲で人数を減らしたり、時間を短くしたりしてほしい。」と改めて求めました。今回の発言の修正に至ったもっとも大きな理由は、感染症対策を行うあまり社会経済活動が必要以上に縮小することへの懸念です。

「会食も、規模の面とか時間の面に関しまして注意をして“行っていただきたい”というのが私の真意。会食自体をこの際やめてしまうということになると社会経済活動との両立という観点からすると私自身にとっても残念な結果になってしまう。」(濵田省司知事)

県は現在新型コロナをめぐる判断指標として、上から3つめの「注意」とし、3密を徹底的に避けることや新しい生活様式の実践などを求めています。


まんが甲子園オンライン 岡豊高生徒に審査員個人賞

新型コロナの影響で今年はウェブ上で開かれている「まんが甲子園オンライン」。きょう午後、作品の審査結果が発表されました。全国・海外から寄せられた372点の頂点に輝いたのは、静岡県の高校生の作品。新型コロナの暗いニュースが多い中、くすっと笑える作品でした。

高校ペン児の夏の祭典「まんが甲子園」は、新型コロナの影響で中止となり、今年はそれに代わるイベントとして、「増刊号」と題しウェブ上で開かれています。「新しすぎる生活様式」というテーマで、高校生のチーム・個人から募集したところ、全国・海外から372点の作品が集まりました。きのう審査が行われ、きょう午後1時にウェブ上で審査結果が発表されました。

最優秀賞に輝いたのは、静岡県にある伊東高校城ケ崎分校の浅香里桜さんの作品です。マスクをした観光客が集合写真を撮る時にマスクを外すと、「マスク焼け」をしていたという作品。新型コロナで暗いニュースが続く中、力を抜いた変化球が、審査員のさわやかな笑いを誘い、最優秀賞を勝ち取りました。

高知県勢では8人の審査員がそれぞれ選んだ作品に贈られる審査員個人賞に、岡豊高校の相川愛唯さんの作品が選ばれました。「動物が人間に代わって配達物を届けたら…」。高層ビルに配達するキリン、ほのぼのとした作品で、審査員からは確かに新しすぎる生活だろうと評価されました。

高校生らしい力作がそろった作品の数々は、「まんが王国・土佐」のポータルサイトで見ることができます。


宿題、みんなで終わらせよう大作戦! 高知・仁淀川町

高知県仁淀川町の児童が、工作や自由研究に取り組みました。その名も「宿題、みんなで終わらせよう大作戦」。新型コロナで夏休みが短縮となる中、楽しみながら貴重な経験ができたようです。

透き通るような清流、池川地域を流れる仁淀川支流の土居川です。夏の日差しのもと鮎釣りや川遊びを楽しむ人たちの姿も。

清らかな川のほとりにある善法寺に、きのう、地元の池川小学校の1年生から5年生までの児童15人が集まりました。まずは工作。土佐和紙を使ったうちわ作りに挑戦です。講師を務めたのは手すき和紙職人の片岡あかりさん。仁淀川町の水を使って土佐清帳紙を原料から生産する尾崎製紙所の4代目です。去年漉いたという丈夫な和紙に、子どもたちは好きな絵を描いていきます。そして、うちわの骨に洗濯用ののりを使って和紙を貼り合わせ、軒下で影干しにします。作業が一息つくと落ちていたセミの抜け殻を身体につけて遊ぶ子どもたちの姿も。

この後、近くの集会所に移動した子どもたち。今度は簡単にできるカレーライスづくりに挑戦です。子どもたちはビニール袋にタマネギやニンジンといった具材、そしてカレーのルーを入れ、米も水とともに別の袋に入れます。沸騰したお湯で30分沸かすとカレーライスが出来上がるということです。イベントを初めて企画した渡邊さん。災害時にも役立つことを子どもたちに説明していました。

「これから地震があったり大雨があったりしたら、お父さんお母さんだけじゃなくて、ここにいるみんなは率先してお手伝いしてください。お願いします。」(イベントを企画した渡邊泰雅さん)

カレーライスでお腹いっぱいになった子どもたち。午後からは自由研究です。テーマは「おかげさま」。カレーライスができるまでにどのような人たちが関わっているのか、学年ごとに分かれて模造紙に書き込みます。イベントには大学生の姿もありました。高知県立大学社会福祉学部の2年生3人です。先生役としてしっかりと指導していました。

「子どもたちがどういうことに興味を持ってるのかなとか知ることができたらと思い参加しました。地域の方みんな温かくて突然来た私たちにも結構いろんなことを話してくれて仁淀川町のことも好きになりました。」(高知県立大社会福祉学部2年 山地芳佳さん)

30分ほど知恵を絞った子どもたち。発表の時を迎えました。

そして、うちわも仕上げの段階に。端の部分を切り取ると、オリジナルのうちわが出来上がりです。

「うちわを作るのが難しかったけど楽しかったです。みんなともっと遊んだりもっと自然と触れ合ったりしたいです。」(5年生)

「きょう食べたカレーライスは、いろんな人が関わっている事が分かりました。他の工作をやってもっと他の食べ物を作って食べてみたい。」(4年生)

「自由研究のテーマでもあったんですけど“おかげさま”の一言に尽きます。22人の参加に対してスタッフが25人集まっていただきまして私たちがお願いするまでに、これがいいんじゃないかこうしたらもっといいんじゃないかということを積極的におっしゃっていただいて、きょうの日を無事迎えることができました。楽しかったのはもちろんあるんですけど、改めて地域のパワーと優しさを感じることができました。地域のもうちょっと幅広い年代の方が集まったりとか、逆にお年寄りには若い人たちがインターネットを使って、コロナだからこそ会えない人たちに一緒になって機械を使う機会ですとか、逆にお年寄りからは地域の歴史とか地域のいろんなものを教えてもらったりとか、そんな仕掛けを作っていきたい。」(渡邊泰雅さん)

初めて企画された「宿題、みんなで終わらせよう大作戦」。新型コロナの影響で夏休みが短縮される中、子どもたちにとって貴重な経験となったようです。


奈半利贈収賄事件 初公判

高知県奈半利町のふるさと納税をめぐる一連の贈収賄事件で、全容解明に向けた公判が始まりました。きょうは町職員に賄賂を贈った罪に問われている返礼品業者が証言台に立ち、「間違いありません。」と起訴内容を認めました。

町職員に賄賂を贈った罪に問われているのは香南市野市町に住む、通成水産社長・松村通成被告(30)です。起訴内容によりますと松村被告はおととし3月から6月にかけ賄賂を受け取った罪で起訴されている、奈半利町地方創生課の元課長補佐・柏木雄太被告(41)と上司で元課長の森岡克博被告(45)に対し、ふるさと納税を寄付した人に町が送付する返礼品をめぐって、通成水産が取り扱っていた「アーモンド小魚」を定期的に発注し、有利に取り扱うよう特別な計らいを頼み込みました。その上で松村被告は2人に対し、見返りとして4回にわたり現金合わせておよそ180万円の賄賂を贈った罪に問われています。

きょうの初公判で松村被告は「間違いありません」と起訴内容を認めました。冒頭陳述で、検察官は「柏木被告が発注1件につき500円の賄賂を要求した。松村被告は、おおよその発注数に500円を掛け合わせ、およそ180万円を送金した。」と賄賂の額の背景を指摘。また利益供与を繰り返すため「柏木被告との関係を保とうと、柏木被告の家族を、自らの費用で旅行に連れて行くなどの接待をしていた。」ことにも触れました。

次回の公判は10月で、弁護人による証人尋問などが行われ、結審する見通しです。