からふる

番組情報
番組名

からふる

放送時間
月~金 ごご4時50分〜(※途中「Nスタ」)
番組紹介
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からふるトリップ

6月15日(火)地域の魅力再発見 #からふるトリップ 本山町

ここからは県内34市町村を時間とともに旅し、その魅力を再発見するからふるトリップです。今週はこちら!四国のまんなか、自然が美しい本山町です。今回はどんな魅力、再発見の旅となったんでしょうか?

目の前に素晴らしい景色が広がっています。吉野川水系の美しい水が流れ、土壌は保水性が高い粘土質でミネラルが豊富。霧が発生しやすく昼と夜の寒暖の差も大きいと美味しい米作りに必要な要素が全て揃っています。本山町のブランド米「土佐天空の郷」は2010年と2016年、「お米日本一コンテスト」で特別最高賞に輝きました。一時は後継者不足から荒れていく田もありましたが今は県外からも多くの注文があり毎年売り切れる人気米となりました。長い年月をかけて切り開かれた棚田が連なるこの美しい景観と美味しいお米は本山町が全国に誇る町の自慢です。今回はこの清らかな水と山々に囲まれた本山町をトリップします。

本山町が生んだ「戦後最大の女流作家」、大原富枝さんの生涯を紹介する文学館です。1991年に開館し、今年で30周年を迎えます。

「実はわたくしが入社3日目に初めてインタビューさせていただいたのが大石さんで…ご無沙汰しておりました。きょうは改めてより深く大原さんについてインタビューさせていただきます。よろしくお願いします。」(久保田康祐アナウンサー)

大原富枝さんは1912年に本山町に生まれました。病弱だったという大原さんは18歳の時に結核を患い、療養中に執筆活動を始めます。その後も父の事業失敗による破産や家族が離れ離れになってしまうといった苦労を重ねた末、48歳の時に代表作「婉という女」を発表。注目を集めます。

「婉という女」は野中兼山が失脚した後、4歳から40年間幽閉生活を送ったという娘婉(えん)を題材にした小説です。英語やロシア語、ポーランド語にも翻訳され、女優・岩下志麻さん主演で映画化もされました。

文学仲間から「かしょう」と呼ばれていたこの男性。本名は浜田よしまさ、20代の大原さんが文通で親交を深め、8年間交際した男性です。しかし、一通の手紙でその恋は突然終わりを迎えます。

かしょうさんが別れを告げた背景には、かしょうさんの母が結核を患った大原さんを猛烈に拒絶したことがあったといいます。テレビ高知の番組で大原さんがかしょうさんの恋を振り返り、語った映像が残っています。

死去する2000年まで、大原さんは生涯、独身を貫きました。この写真は大原文学を語る上で欠かせないストーリーとして展示室の入り口にあります。

大原富枝文学館では開館30周年を記念し、大原さんが家族同然に可愛がっていた愛犬たちをキャラクター化。館内のあちらこちらで来館者を迎えてくれます。新しいグッズもまもなく販売される予定です。これまで文学館にはグッズらしいものはなかったといい、来館者にとって新たな楽しみとなりそうです。

昼食は本山町で昭和50年ごろから営業している喫茶店・トモエでいただきます。毎日モーニングを食べに訪れる常連客もいて、年末年始以外は無休で営業しています。

年配客のために手すりを付けるなど、地元の人たちの憩いの場でありたいという、オーナーの優しい気持ちが伝わってきます。

特にこだわりはないと言いますが、たくさん食べて欲しいと品数とボリュームには気を配っています。この日の日替わり弁当、これだけ入ってなんと600円です。町内に限り、弁当の宅配も行っています。ご覧ください。ふたが閉まりません。

自慢はやはり米。嶺北地域のコメを必ず使います。

夕方になると棚田はまた違った表情を見せてくれています。今回のからふるトリップも景色に癒され、美味しい食事にお腹を満たされ、そして、また新たな発見や学びがあった素晴らしい旅でした。