第411回 審議会だより
テレビ高知放送番組審議会
第411回審議会議事の概要
1.開催年月日
平成20年2月1日(金)
2.出席委員(敬称略)
委員長 |
森本 忠彦 |
副委員長 |
石川 啓子 |
委員 |
池田あけみ |
下岡 正文 |
会社側出席者 |
高石 眞一(代表取締役社長) |
竹村 修己(常務取締役報道技術センター長) |
有光 孝一(取締役編成業務局長) |
事務局 |
笹岡 良昭 (事務局長) |
欠席委員 |
荒川 浩一 |
岡本 康生 |
角 博子 |
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3.議事の概要
(1)議題
番組の合評 |
「私は生きる〜JR福知山線事故から2年〜」 |
放送 |
20年1月4日(金)13:00〜14:00 |
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(2)審議の概要
(3)上記議題に対する各委員の意見の概要は次の通り
・ 無駄のない締った番組。
・ 全てにブレがなく、一人の人物をきちんと見据えた秀作。
・ 番組の作り方に騒々しさがなく、リアリティがある中で全てが控え目で好感。
・ テーマとした家族の絆や人間の生命力が見事に表現されている。
・ 大仰なセリフ回しもなく、一種引いた作りに説得力がある。
・ 人間の生命力の奇跡のプロセスとも言える内容だが、このような番組を作った取材者の人間性が見て取れる。
・ 作るテクニックの問題ではなく、取材者の人間性が番組を構成している。
・ 「助った日、助けられた日」という言葉はすごいし、それを引き出した取材者はなおすごい。
・ 折角のいい話が、もっと聞きたいと思う所でフェードアウトされ残念。
・ 対象人物、家族、取材者が相まって、静かな感動を覚えた。
・ 悲劇を前面に出すでもなく、批判もなく、生命の力や家族の愛、そして生きることを信じる素晴らしさが伝わってきた。
・ BGM、字幕がほとんどなく、ナレーションだけの地味な作りだが、その内容に引き込まれた。
・ 若い女性が出したくないような所も取材しており、継続的な取材による人間関係の構築がすばらしい。
・ 事故から回復する表情の変化が印象的。それを丹念に積み重ねた画面に共感を覚えた。
・ 声高に叫ぶわけでもなく、恨みを表現するわけでもない淡々とした展開に心を打たれた。
・ 取材のあり方を改めて考えさせられた番組。
・ 番組視聴後に、それを離れていろいろなことを感じさせてくれた。いい番組は読後感に広がりがある。
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